低所得家庭出身でも薬剤師になりたかった 30代現役薬剤師の奨学金のリアル

お金
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こんにちは。モモティブログを運営しています。30代薬剤師のモモティと申します。

私の本業は、調剤薬局の薬剤師です。

薬剤師として働くためには、薬剤師の国家資格が必要不可欠です。

その資格を得るまでには、物凄い時間と学費がかかりました…。

ちなみに、2006年度の入学生から薬学部は6年制となっています。

これから薬学部や薬剤師を目指している人に、一つの参考例になれば良いなと思い、奨学金や学費のことなど書き記してみます。

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薬学部で実際にいくらかかったのか

薬学部の学費は、国公立か私立かによってもかなり違ってきます。

また、私立でも結構差があります。

国公立では6年間で400万円はしない程度、私立は1000万円〜なイメージです。

私は私立の6年生薬学部卒なのですが、学費はざっくり1300万円くらいかかりました。

教科書代も毎年10万円くらいかかるので、それも大変でした。

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どんな奨学金を実際どれくらい借りたのか

いきなり大きい数字がきます。

大学時代に借りたのは1631万円です。

実家から通えず一人暮らしもしたので、かなりの額を借りました。

奨学金は、低所得家庭につき15歳の高校在学中から奨学金を借りていますので、

それも含め人生で合計1695万円も借りました…。

(※ちなみに、高校3年間で64万円借りました)

私が借りている奨学金の内訳は、①高校時代の育英会②機構の第1種③機構の第2種④某地方財団の奨学金…の、なんと4つです!

この中で有利子なのは③機構の第2種だけで、あとの3つは無利子です。

④某地方団体の奨学金だけを年2回のペースで返済、それ以外は毎月返済です。

私の場合、年間で最低でも合計94万4290円を返しています。

(※利息込みです。)

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返済していて思うことは

返済していて思うことは、「奨学金がなければもっとお金貯まってるのに〜(T T)」です。

私の場合は、家も貧乏だったし、奨学金を借りなければ薬剤師になることができなかった。

奨学金という仕組みがなければ、進学のチャンスさえ掴めなかった。

頭では理解も納得もしているのですが、毎月の返済で通帳の数字がガツんと減るのは辛いものがあります。

ご両親が学費を負担してくれる家庭に生まれた方は、本当に幸運だと思います。

貸与型の奨学金は、未来の自分への借金です。

借りる人は、未来のあなたが、それを返して行くということをどうか忘れないでください。

現状は

現在は、約1700万円あった奨学金元本を、何とか1000万円以下まで減らせました。

低所得家庭でも薬剤師にはなれましたが、背負う奨学金はなかなか重いです。

ですが、自分でなりたいと思って挑戦したので、後悔はしていません。

毎月6〜8万円を返済していますが、貯金で生活防衛資金を残しつつ、余裕があるときに繰り越し返済もしています。

奨学金を返済しながらでも、十分生活はできています。

奨学金は、避けて通れない私の人生の話題のひとつです。

奨学金エピソードは、また書いていこうと思っています。

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